2011年9月12日月曜日

【Mac OSアプリレビュー】Parallels Desktop 7 for Mac:MacとWindowsを一度に動かす仮想化ソフトウェア

今回はMac OSアプリのレビューです。
(Windows版でも同じアプリがありますが、今回はMac版の記事です)

アプリ名は「Parallels Desktop 7 for Mac」。
Mac OSの標準機能である「BootCamp」とは異なり、Mac OSを起動している状態で同時にWindows等のOSを使用できるのが最大の特徴です。

ちょうど今月開催となる2011年9月のApple BUでParallelsさんに講演して頂くこともあり、今回の新バージョンのリリースは非常にタイミングが良かったと思っています(^^)
2011年9月にリリースされた新バージョン
Windowsユーザの方が、Macに興味があっても「今までWindowsで作ったデータが使えなくなる。」とか「Macはソフトが少ないから。」なんて仰るのは、このソフトの存在をご存知でないから。

それならWindowsまるごとMacにお引っ越ししちゃいましょう!というのがParallelsの良いトコロで、Parallels Desktop 7 for Macでは、LinuxやWindows 7、Windows XPだけでなく、OS X LionやOS X Lion Serverも稼働させることができます。
Parallels Desktop 7 Switch to Mac Edition
特に、Parallels Desktop 7 Switch to Mac Editionなら、今までのWindowsと新しいMacを付属のUSBケーブルで接続してかんたんに移行が可能のようです。

Parallels Desktop 7 for Macの新機能としては、以下が挙げられています。

・OS X Lionに対応しLaunch PadやMission Controlなど各種機能を統合

・より Mac に近い外観

・iSightやFacetime HD カメラをMac/Windows両方で利用可能

・iPhone/iPad用アプリ「Parallels Mobile」でMac/Windowsを操作可能

・パフォーマンスと安定性の向上

・最大 1GB のビデオメモリを仮想マシンに割り当て可能

・7.1 ch サラウンド音響をサポート


私は今回バージョン5からのアップグレードでしたが、特に問題もなくスムーズにアップグレードでき、ParallelsにインストールしているOSはWindows 7ですが、起動や処理動作が軽快になったと思います。

やはりバージョンアップ時に「スムーズにアップグレードできる」ことと「アップグレードによって無用なトラブルが発生しない」ことは大切なので、処理速度の向上等も合わせると良いアップグレードと言えると思います。

また、特徴の一つである「Parallels Mobile」について動作チェックしてみました。

Parallels Mobile App
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥450


有料アプリではありますが、このアプリをインストールしておくと、iPhoneやiPadでMacやWindowsをWi-Fi経由で操作することができます。

拡大表示に対応しているとは言え、iPhoneではさすがに画面サイズ的に厳しいですので、現実的にはiPadから操作する方が好ましいと思います。
Parallels Mobile起動直後の選択画面
Parallels MobileでMac OSを操作(iPad)
動作はWi-Fi経由では同一無線LAN環境だったので、非常に軽快でした。
3G経由ではさすがに動作が遅いものの、実際にMac/Windows共に操作ができ、どこからでも操作できるのはイザという時に非常に心強いですね!

※価格や機能等は変更になることがありますので、ご注意ください。
※平成23年9月12日現在の情報です。